クロアチア ドブロブニクで買った銀線細工(フィリグリー)を銀座の元カルティエマイスターに見せた反応が凄かった話・・

先日、クロアチア ドブロブニクで銀細工を購入した記事を書きました。

 それは夫からの誕生日プレゼントとしてもらったのですが、後日談を夫が語りたいという事で登場してもらいます。若干、おたくが入っている凝り性の男です。笑↓

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唐突ですが、ワーキングマザーの夫です。
先日のクロアチア ドブロブニクのフィリグリーの後日談を妻に代わってお話します。

銀細工のアクセサリーは私の趣味のひとつで、お世話になっている、銀座のアクセサリー工房virtueの臼澤さんのところへ行き、クロアチアで購入した銀細工を見てもらいました。

臼澤さんは知る人ぞ知る、元カルティエの最高位のマイスターで、恐らく現在日本一のジュエリー職人だと思います。

その臼澤さんにドブロブニクのボタン類を見てもらうと、臼澤さんは「あっ、これね。」といった感じで、次々と拡大鏡で造りをチェックしていきます。

なお、臼澤さんはフィリグリーの盛んなフィレンツェヴァンクリーフ&アーペルでも仕事をしていたのでイタリアに近いクロアチアのフィリグリーにも詳しいようです。

ところが、マティヤさんのボタンを見た瞬間、顔色がちょっと変わり、暫く沈黙が続きました。(これを見せたときです。↓)

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そして「これ、良いね。。。欲しいね。」と呟きました。腕利きの職人は同業者の力量を一瞬で見抜いたのだと思います。

そのあと、ザグレブのビンテージボタンをお見せするとこれにも反応し、結局、マティヤさんとザグレブのボタンは暫く研究用にお預けすることになりました。

臼澤さんはマイクロスコープを使って中側からも造りを解析しました。
ザグレブのボタンも作成はできるが、高価になってしまいそうだ、との事です。

ザグレブのボタンは現在、現地では同じ細工を出来る職人がおらず、私がザグレブで購入したアクセサリー店はザグレブ近郊の旧家から買い集めていました。銀のボタンは旧家の財力の象徴で大きいものほど造りも良いのですが、なかなかありません。

ビンテージは黒光りし、迫力があるので、クロムハーツに合わせると最高だと思います。
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以上、夫でした。